OSにおけるシェルの役割に関する記述として、適切なものはどれか。
ア |
アプリケーションでメニューからコマンドを選択したり、設定画面で項目などを選択したりするといったマウス操作を、キーボードの操作で代行する。 |
イ |
複数の利用者が共有資源を同時にアクセスする場合に、セキュリティ管理や相互排除(排他制御)を効率的に行う。 |
ウ |
よく利用するファイルやディレクトリの参照情報を保持し、利用者が実際のパスを知らなくても利用できるようにする。 |
エ |
利用者が入力したコマンドを解釈し、対応する機能を実行するようにOSに指示する。 |
答え エ
【解説】
ア |
ショートカットキーという機能の説明です。
例としては、データのセーブを“Ctrlキー+Sキー”というキーボード入力でも行えるようにすることがあります。 |
イ |
セマフォという機能で、複数のプログラムが同じファイルを同時に編集するのを防いだりするのに使われている。OS内部で行われているので、利用者が意識する必要はない。 |
ウ |
Unix(Linux)のシンボリックリンク、MS-Windowsのショートカットの説明です。他にもMS-Windowsのスタートメニューの最近使ったファイルや、MS-Wordなどの最近使ったファイルの一覧、WebブラウザのBookmarkなどがあります。 |
【キーワード】
・シェル
【キーワードの解説】
- シェル(shell)
シェルはOS(オペレーティングシステム)の機能の一部で、ユーザーからの指示を受けて解釈し、プログラムの起動や制御を行うソフトウェアのことである。
MS-DOSやUNIXでは、シェルの使い方(シェル・コマンド)を知らないとコンピュータを使うことができなかったが、マウスを使ったGUI(グラフィック・ユーザー・インタフェース)が一般的になったので、シェルを知らなくてもコンピュータを簡単に使用できるようになった。
GUI化により、シェルという障壁がなくなったために、コンピュータ(パソコン)の普及が進んだといえる。
もっと、「シェル」について調べてみよう。
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