平成18年 秋期 ソフトウェア開発技術者 午前 問30

NASを利用すると達成できるものはどれか。

 ア  サーバごとに専用の磁気ディスクを接続しているシステムで、各磁気ディスクに発生している空き領域をシステム全体で有効に利用する。
 イ  磁気ディスクに障害が発生しても、自動的に予備の磁気ディスクを起動してパリティ情報からデータを復元し、処理を継続する。
 ウ  磁気ディスクのファイル領域の断片化によるヘッドの移動量の増大から、読み書きの速度の低下や、故障を誘発しやすくなっているので、断片化を解消する。
 エ  データベースをアクセスするのに、習得に時間がかかるSQLを使わず、身近な表計算ソフトを操作する感覚でアクセスする。


答え ア


解説

 ア  NASを採用したファイルサーバの説明です。
 イ  RAID 5(+ ホットスペア)を採用したファイルサーバの説明です。
 ウ  ディスクのデフラグの説明です。(定期的に行うことでハードディスクの寿命に差がでます。)
 エ  データアクセスツール(データベースアクセスツール、DBアクセスツールなどとも呼ばれる)の説明です。


キーワード
・NAS

キーワードの解説
  • NAS(Network Attached Storage)
    ネットワークに接続して使用することのできるストレージ(ファイルシステム)のこと。
    従来のファイルサーバより、専用機になっているため高速化や管理のしやすさなどで差別化を図っている。

もっと、「NAS」について調べてみよう。

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