平成18年 春期 ソフトウェア開発技術者 午前 問4

全体集合S 内に部分集合A B があるとき、A B に等しいものはどれか。
ここで、A B A B の和集合、A S におけるA の補集合、A -B A からB を除いた差集合を表す。

 ア  (A B )-(A B )  イ  (S -A ) ∪ (S -B )
 ウ  A -B  エ  S -(A B )


答え ウ


解説
ベン図を書いてみるとA B

になる。
これを差集合を用いた式にすると
 S -(A B )=(S -A )-B
になる。
ここで、補集合を考えると
 S -A =A
なので、
 S -A -B =A -B
(ウ)になる。


キーワード
・集合

キーワードの解説
  • 集合
    ここでいう『集合』は数学的な意味で、幾つかのものの集まりのことを集合という。
    集合は、その条件に合う要素が1つの場合でも集合と呼ぶ。また、1つも条件に合うようそがないときは空集合と呼ぶ。(数学的な意味でない集合とは少し異なる。)
    ある集合に対し、それに属していないものの集合を補集合といい。2つの集合で一方が他方をすべて含まれてしまう場合、部分集合という。
    また、2つの集合の共通部分(集合)を積集合、2つの集合を合わせたものを和集合という。

もっと、「集合」について調べてみよう。

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