平成18年 春期 ソフトウェア開発技術者 午前 問28

ハッシュ法によるデータ編成法において、レコード値が図のような分布にしたがって発生する場合、シノニムの発生を最少とするハッシュアドレス(ハッシュした結果のアドレス値)の分布として適切なものはどれか。

 ア    イ  
 ウ    エ  


答え ア


解説
ハッシュ法においてシノニムの発生を最少にするためには、似たようなデータから全く異なったハッシュ値が得られるようなハッシュ関数を用いることである。
このようなハッシュ関数を用いた場合の、ハッシュ値の出現をグラフにすると
 
(ア)のようになる。
(シノニムの発生を最少にするためには、ハッシュ値の分布がアのようになるハッシュ関数を見つける必要がある。)


キーワード
・ハッシュ法

キーワードの解説
  • ハッシュ法
    整列・探索の方法の一つで、整列時は要素を探索用に定めた関数で処理して表(配列)のどこに格納するかを決定する。
    探索時は、探している数に対し関数で格納する位置を求めて、表のその位置に探している数があるかどうか探索結果を判断する。
    “シノニム”とは別のデータから、ハッシュ関数によって同じハッシュ値が求められることである。(別名、衝突。)

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