CPUと主記憶の間に置かれるキャッシュメモリにおいて、主記憶のあるブロックをキャッシュメモリの複数の特定ブロックを対応付ける方式はどれか。
ア |
セットアソシアティブ方式 |
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イ |
ダイレクトマッピング方式 |
ウ |
フルアソシアティブ方式 |
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エ |
ライトスルー方式 |
答え ア
【解説】
ア |
セットアソシアティブ方式(set associative)とは、主記憶のあるブロックをキャッシュメモリの複数の特定ブロックを対応付ける方式で、キャッシュヒット率が高い。 |
イ |
ダイレクトマッピング方式(direct mapped)とは、主記憶のあるブロックをキャッシュメモリの特定(1個)のブロックを対応付ける方式で、構造が単純であるが、キャッシュヒット率は余り高くない。 |
ウ |
フルアソシアティブ方式(fully associative)とは、主記憶のあるブロックをキャッシュメモリのすべてのブロックに対応付ける方式で、キャッシュヒット率が高いが、構造が複雑であるため使用されていない。 |
エ |
ライトスルー方式(write through)とは、キャッシュメモリ上のデータを書き換えるときに、対応する主記憶のデータも書き換える方式である。ライトスルー方式はキャッシュメモリと主記憶の内容が常に一致している。
ライトスルーに対応する方式は、キャッシュアウト時にキャッシュメモリの内容を主記憶に書込むライトバック方式(write back)である。 |
【キーワード】
・キャッシュメモリのデータ格納構造
【キーワードの解説】
- キャッシュメモリのデータ格納構造
CPUがアクセスしようとする主記憶のデータがキャッシュメモリに存在するかどうかを瞬時に検索するために主記憶のアドレスの一部からキャッシュメモリの領域を特定できるようにしている。
この領域の特定方法にいくつかの方式がある。
もっと、「キャッシュメモリ」について調べてみよう。
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