コンピュータシステムの信頼性を高める技術に関する記述として、適切なものはどれか。
| ア | フェールセーフは、構成部品の信頼性を高めて、故障が起きないようにする技術である。 |
| イ | フェールソフトは、ソフトウェアに起因するシステムフォールトに対処するための技術である。 |
| ウ | フォールトアボイダンスは、構成部品に故障が発生しても運用を継続できるようにする技術である。 |
| エ | フォールトトレランスは、システムを構成する重要部品を多重化して、故障に備える技術である。 |
答え エ
【解説】
| ア | フェールセーフ(fail safe)とは、システム(装置、部品)は必ず故障や障害が発生するということを前提にして、故障や障害が発生したときに、システムを安全な状態(周囲に損害を与えない)にする技術である。 例としては、信号は故障などが発生すると、すべて消えるか、黄色や赤がつくようになっているのはフェールセーフである。(全部、青になったら事故が多発しますね。) |
| イ | フェールソフト(fail soft)とは、システムに障害が発生したときに障害が発生した箇所を切り離して、正常に動作している箇所でシステムを動作させる技術である。または、性能を落として動作させることである。 例としては、大雨などで電車が徐行運転するのは、フェールソフトの一種です。 |
| ウ | フォールトアボイダンス(fault avoidance)とは、構成部品の信頼性を高めて、故障が起きないようにする技術である。 |
| エ | フォールトトレランス(fault tolerance)とは、個々の構成部品の信頼性が高くなくても、多重化したり、冗長な公正にすることで信頼性を高める技術です。 |
【キーワード】
・信頼性
- 信頼性
システムや、システムを構成する装置、装置を構成する部品が、あらかじめ期待したとおりの性能・機能を発揮できるようにすることである。
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