データベースの正規化の目的のうち、適切なものはどれか。
ア |
アクセスパスを固定して、データベースのアクセス速度を上げる。 |
イ |
属性間の従属関係を単純化して、更新時の物理的なI/O回数を最小にする。 |
ウ |
データの重複を排除して、重複更新を避け、矛盾の発生を防ぐ。 |
エ |
テーブルの大きさを平準化して、データの参照速度を上げる。 |
答え ウ
【解説】
ア |
アクセスパスの固定はデータベースの正規化とは関係がない。 |
イ |
正規化することによって、従属関係が単純化し、更新時のI/O回数は減るが、これが正規化の目的ではない。 |
ウ |
正規化の目的は重複を取り除くことで、更新時の矛盾の発生を防ぐことである。 |
エ |
正規化してもテーブルの大きさが平準化するとは限らない。 |
【キーワード】
・正規形
【キーワードの解説】
- 正規形
データの冗長性を少なくし、関連性の強いデータ項目(属性)をまとめて、一事実一箇所(1 fact in 1 place)にすることです。
データの正規化にはレベルにより、第1〜第5正規形やボイス・コッド正規形があります。(情報処理技術者試験では第1〜第3正規形とボイス・コッド正規形が出題されます。)
- 第1正規形
データの繰り返し部分を別表にする。
- 第2正規形
1つのデータがきまると従属的にきまるデータを別グループ化する。
- 第3正規形
推移的に値がきまるデータを別グループ化する。
- ボイス・コッド正規形
すべての属性がキーに完全従属するようにしたもの。
もっと、「正規形」について調べてみよう。
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