2021年 秋期 プロジェクトマネージャ 午前 問4
アクティビティA〜Eによって実施する開発プロジェクトがある。
図は、各アクティビティの依存関係をPDM(プレシデンスダイアグラム法)で表している。
開発プロジェクトの最少の所要日数は何日か。
ここで、FS - nは先行アクティビティが終了するn日前に後続アクティビティが開始できることを、FS + nは先行アクティビティが終了したn日後に後続アクティビティが開始できること示している。
答え ウ
【解説】
プロジェクトの各アクティビティのパスは
- アクティビティA → アクティビティB → アクティビティC → アクティビティE
- アクティビティA → アクティビティD → アクティビティE
の2通りがあり、それぞれの所要日数を計算すると
- アクティビティA(2日) + アクティビティB(3日) + (FS-2)(-2日) + アクティビティC(4日) + アクティビティE(4日) = 10日
- アクティビティA(2日) + (FS+2)(2日) + アクティビティD(4日) → アクティビティE(4日) = 12日
なので、開発プロジェクトは
12日(ウ)である。
【キーワード】
・プレシデンスダイアグラム
【キーワードの解説】
- プレシデンスダイアグラム(precedence diagramming、PDM)
プロジェクトなどの作業工程を表すネットワーク図の1つで、依存関係にある2つの工程間の順序を論理的に4つの関係で定義することで表記する方法です。
4つの関係は以下のようになってます。
- FS(finish-to-start)
先行作業が終わると後続作業が始まる。
- SS(start-to-start)
先行作業が始まると後続作業も始まる。
- SF(start-to-finish)
先行作業が始まると後続作業が終わる。
- FF(finish-to-finish)
先行作業が終わると後続作業も終わる。
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