システムの経済性の評価において、TCOの概念が重要視されるようになった理由として、最も適切なものはどれか。
ア | システムの総コストにおいて、運用費に比べて初期費用の割合が増大した。 |
イ | システムの総コストにおいて、初期費用に比べて運用費の割合が増大した。 |
ウ | システムの総コストにおいて、初期費用に占めるソフトウェア費用の割合が増大した。 |
エ | システムの総コストにおいて、初期費用に占めるハードウェア費用の割合が増大した。 |
答え イ
【解説】
従来のシステム導入計画では導入時の初期費用の比較でシステムの導入を決定することが多かった。
しかし、導入したシステムの運用を開始すると、システムの維持・メンテナンスなどの運用のための費用(主に、人件費)が大きく、その人件費が社内の担当者の業務の一部になっているためシステムにかかるコストがどれくらいなのかわかりにくくなっていたため、システム導入計画時に運用のための費用や破棄のための費用までを含めた形で評価するTCOの考え方を重要視するようになっています。
【キーワード】
・TCO