2021年 春期 ネットワークスペシャリスト 午前II 問6

ネットワークのQoSを実現するために使用されるトラフィック制御方式に関する説明のうち、適切なものはどれか。

 ア  通信を開始する前にネットワークに対して帯域などのリソースを要求し、確保の状況に応じて通信を制御することを、アドミッション制御という。
 イ  入力されたトラフィックが規定された最大速度を超過しないか監視し、超過分のパケットを破棄するか優先度を下げる制御を、シェーピングという。
 ウ  パケットの送出間隔を調整することによって、規定された最大速度を超過しないようにトラフィックを平準化する制御を、ポリシングという。
 エ  フレームの種類やあて先に応じて優先度を変えて中継することを、ベストエフォートという。


答え ア


解説

 ア  通信を開始する前にネットワークに対して帯域などのリソースを要求し、確保の状況に応じて通信を制御することを、アドミッション制御(admission control)と呼びます。(〇)
 イ  入力されたトラフィックが規定された最大速度を超過しないか監視し、超過分のパケットを破棄するか優先度を下げる制御を、ポリシング(policing)と呼びます。(×)
 ウ  パケットの送出間隔を調整することによって、規定された最大速度を超過しないようにトラフィックを平準化する制御を、シェーピング(shaping)と呼びます。(×)
 エ  フレームの種類やあて先に応じて優先度を変えて中継するのは、有線制御方式です。(×)
ベストエフォート(best effort, 最善努力)は、ネットワークの状態に応じて最善のサービスを提供するというものです。


キーワード
・QoS

キーワードの解説

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