JIS X 0153:2015(利用者用文書の設計者及び作成者のための要求事項)によれば、システム及びソフトウェアの利用者用文書類の利用モードには“教習モード”及び“参照モード”がある。 “参照モード”の利用者用文書に対する要求事項として、適切なものはどれか。
[教習モード]
ソフトウェアの利用経験のない人が作業を遂行できるようにするために、作業を実行するときにソフトウェアの使用方法を教える利用モード
[参照モード]
ソフトウェアの機能になれている利用者のために、選択した要素の全ての事実を含み、特定の情報への迅速なアクセスを提供する利用モード
ア | エラーメッセージの説明には、問題の識別、指定される原因、及び利用者が行うことが望ましい是正処置を含める。 |
イ | ソフトウェアの命令については、利用者が一般的な作業で使用する命令の情報だけを記述する。 |
ウ | 文書の章立てには、簡単な作業を複雑な作業の前に、一般的な作業を頻繁には行わない作業の前に、初期作業を後続作業の前に提示する構成にする。 |
エ | 文書の情報には、読者層の中で最も経験のない利用者がソフトウェアの機能を使って、選択した作業を遂行できるために必要な最小限の情報を含める。 |
答え ア
【解説】
ア | エラーメッセージの説明には、問題の識別、指定される原因、及び利用者が行うことが望ましい是正処置を含めるのは、参照モードです。(〇) |
イ | ソフトウェアの命令については、利用者が一般的な作業で使用する命令の情報だけを記述するのは、教習モードです。(×) |
ウ | 文書の章立てには、簡単な作業を複雑な作業の前に、一般的な作業を頻繁には行わない作業の前に、初期作業を後続作業の前に提示する構成にするのは、教習モードです。(×) |
エ | 文書の情報には、読者層の中で最も経験のない利用者がソフトウェアの機能を使って、選択した作業を遂行できるために必要な最小限の情報を含めるのは、教習モードです。(×) |
【キーワード】
・JIS X 0153