2022年 春期 応用情報技術者 午前 問18

フラグメンテーションに関する記述のうち、適切なものはどれか。

 ア  可変長のブロックのメモリプール管理方式では、様々な大きさのメモリ領域の獲得や返却を行ってもフラグメンテーションは発生しない。
 イ  固定長ブロックのメモリプール管理方式では、可変長ブロックのメモリプール管理方式よりもメモリ領域の獲得と返却を早く行えるが、フラグメンテーションが発生しやすい。
 ウ  フラグメンテーションの発生によって、合計としては十分な空きメモリ領域があるにもかかわらず、必要とするメモリ領域を獲得できなくなることがある。
 エ  メモリ領域の獲得と返却の頻度が高いシステムでは、フラグメンテーションの発生を防止するため、メモリ領域が返却されるたびにガーベジコレクションを行う必要がある。


答え ウ


解説

 ア  可変長のブロックのメモリプール管理方式では、様々な大きさのメモリ領域の獲得や返却を行うとフラグメンテーションが発生します。(×)
 イ  固定長ブロックのメモリプール管理方式では、可変長ブロックのメモリプール管理方式よりもメモリ領域の獲得と返却を早く行え、フラグメンテーションが発生しません。(×)
 ウ  フラグメンテーションの発生によって、合計としては十分な空きメモリ領域があるにもかかわらず、必要とするメモリ領域を獲得できなくなることがあります。(〇)
 エ  フラグメンテーションの発生を防止するために行うガーベジコレクション(デフラグメンテーション、メモリコンパクション)は処理に時間がかかるため、メモリ領域の返却のたびに行うことはありません。(×)


キーワード
・フラグメンテーション

キーワードの解説

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