平成21年 春期 応用情報技術者 午前 問34

関係データベースの“注文”表又は“商品”表の行を削除する場合、“注文明細”表に対する操作として、適切な組合せはどれか。
ここで、表定義中の実線の下線は主キーを、破線は外部キーを表す。

注文
注文番号 受注月日
商品
商品番号 商品名称 商品単価
注文明細
注文番号 商品番号 商品数量 注文金額

[削除時の操作]
A: 主キー側の行を削除する際、それを参照している外部キー側の行を同時に削除する。
B: 主キー側の行を削除する際、それを参照している外部キー側の行があれば、主キー側の行の削除を許さない。

“注文”表の行を削除する場合 “商品”表の行を削除する場合
A A
A B
B A
B B


答え イ


解説
一般に注文するときは複数の商品を注文するので、1つの注文に対し複数の注文表がある。また、通常注文を受けると注文番号を付与して注文表、及び注文明細票を作成し、注文が取り消された場合、当該注文番号のデータを削除することが可能である。
商品は取り扱うことが決まったら商品番号を付与して商品表に追加され、注文にその商品があると注文明細票が作られる、商品の取り扱いを中止したりして商品を商品表から削除することを考えた場合、すでに処理が完了した注文明細から参照されていた場合、注文明細を削除すると、売上や入出庫のデータに不整合が生じるので削除することはできない。
したがって、注文表は削除できるが、商品表は削除できない。(イ)


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・関係データベース

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