平成22年 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前II 問20

ファイアウォールにおいて、自ネットワークのホストへの侵入を防止する対策のうち、IPスプーフィング(spoofing)攻撃に有効なものはどれか。

 ア  外部から入るTCPコネクション確立要求パケットのうち、外部へのインターネットサービスの提供に必要なもの以外を阻止する。
 イ  外部から入るUDPパケットのうち、外部へのインターネットサービスの提供や利用したいインターネットサービスに必要なもの以外を阻止する。
 ウ  外部から入るパケットのあて先IPアドレスが、インターネットとの直接の通信をすべきでない自ネットワークのホストのものであれば、そのパケットを阻止する。
 エ  外部から入るパケットの送信元IPアドレスが自ネットワークのものであれば、そのパケットを阻止する。


答え エ


解説

 ア  ファイアウォールの動作としては正しい記述ですが、TCPレベルの話なのでIPスプーフィングとは関係ありません。
 イ  ファイアウォールの動作としては正しい記述ですが、UDPレベルの話なのでIPスプーフィングとは関係ありません。
 ウ  IPスプーフィング攻撃に有効ですが、阻止できるパケットが限られるので効果があまり期待できません。
 エ  外部から送られてくるはずのないパケットを阻止するのはIPスプーフィング攻撃に有効です。


キーワード
・IPスプーフィング

キーワードの解説

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