平成22年 春期 応用情報技術者 午前 問22
Webサーバ用のソフトウェアであるApacheを変更して、新しい製品を作って配布するとき、実行しなければならないものはどれか。
ア |
Apacheの名称を製品名に使う。 |
イ |
変更したファイルに自社の著作権表示を追加する。 |
ウ |
変更したファイルに変更した旨の告知を入れる。 |
エ |
ライセンス文を改変し、添付する。 |
答え ウ
【解説】
ア |
OSSは製品名として変更前と同じにする必要はありません。 |
イ |
OSSは元の著作権表示内容を変更できません。 |
ウ |
OSSは再配布時に変更内容を明示する必要があります。 |
エ |
OSSは再配布時にライセンスを追加できません。 |
【キーワード】
・オープンソースソフトウェア
・Apache
【キーワードの解説】
- オープンソースソフトウェア(Open Source Software、OSS)
ソフトウェアの著作者を守りながらソースコードを公開することを可能にするライセンスのことです。
OSSには以下の要件があります。
- 自由な再頒布ができること
- ソースコードを入手できること
- 派生物が存在でき、派生物に同じライセンスを適用できること
- 差分情報の配布を認める場合には、同一性の保持を要求してもかまわない
- 個人やグループを差別しないこと
- 適用領域に基づいた差別をしないこと
- 再配布において追加ライセンスを必要としないこと
- 特定製品に依存しないこと
- 同じ媒体で配布される他のソフトウェアを制限しないこと
- 技術的な中立を保っていること
- Apache(アパッチ)
Webサーバソフトウェアで、開発はApacheソフトウェア財団が行っています。
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