ウォータフォール型のソフトウェア開発において、運用テストで発見された誤りの修復に要するコストに関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア | 外部設計の誤りは、プログラムだけでなく、マニュアルなどにも影響を与えるので、コーディングの誤りに比べて修復コストは高い。 |
イ | コーディングの誤りは、修復のための作業範囲がその後の全工程に及ぶので、要求定義の誤りに比べて修復コストは高い。 |
ウ | テストケースの誤りは、テストケースの修正とテストのやり直しだけでは済まないので、外部設計の誤りに比べて修復コストは高い。 |
エ | 内部設計の誤りは、設計レビューによってほとんど除去できるので、もし発見されでも、コーディングの誤りに比べて修復コストは安い。 |
答え ア
【解説】
ウォータフォールモデルでは誤りが見つかった工程から離れた工程の作業の修復を行うほど、影響範囲が大きくコストがかかります。
ソフトウェア開発は『要求定義』(『運用テストケース作成』)→『外部設計』(『システムテストケース作成』)→『内部設計』(『結合テストケース作成』)→『コーディング』(『単体テストケース作成』)→『単体テスト』→『結合テスト』→『システムテスト』→『運用テスト』という順で作業を行うので、運用テストで見つかった誤りを修復する場合、コーディングの誤りより外部設計の誤りの方が修復コストは高くなります。(ア)
【キーワード】
・ウォータフォールモデル