平成24年 春期 基本情報技術者 午前 問4

後置記法(逆ポーランド記法)では、例えば、式Y = (A - B)×CをYAB-C×=と表現する。
次の式を後置記法で表現したものはどれか。

 Y = (A + B)×(C - D÷E)

 ア  YAB+C-DE÷×=
 イ  YAB+CDE÷-×=
 ウ  YAB+EDC÷-×=
 エ  YBA+CD-E÷×=


答え イ


解説
後置表記法(逆ポーランド表記法)では、数式を前から処理して変数はスタックに入れ、演算子になったら、スタックから変数を2つ取り出して演算するという処理を行います。
例)“xy+”では、“x”をスタックに入れ、“y”をスタックに入れ、“+”のところで、スタックから“y”と“x”を取り出して処理します。

 ア  「YAB+C-DE÷×=」の場合
4番目の“+”で“A + B”
6番目の“-”で“(A + B) - C”
9番目の“÷”で“D÷E”
10番目の“×”で“((A + B) - C)×(D÷E)”
11番目の“=”で“Y = ((A + B) - C)×(D÷E)”
 イ  「YAB+CDE÷-×=」の場合
4番目の“+”で“A + B”
8番目の“÷”で“D÷E”
9番目の“-”で“C - (D÷E)”
10番目の“×”で“(A + B)×(C - (D÷E))”
11番目の“=”で“Y = (A + B)×(C - (D÷))
 ウ  「YAB+EDC÷-×=」の場合
4番目の“+”で“A + B”
8番目の“÷”で“D÷C”
9番目の“-”で“E - (D÷C)”
10番目の“×”で“(A + B)×(E - (D÷C))”
11番目の“=”で“Y = (A + B)×(E - (D÷C))
 エ  「YBA+CD-E÷×=」の場合
4番目の“+”で“B + A”
7番目の“-”で“C - D”
9番目の“÷”で“(C - D÷E”
10番目の“×”で“(B + A)×((C - D)÷E)”
11番目の“=”で“Y = (B + A)×((C - D)÷E)”


キーワード
・後置表記法(逆ポーランド表記法)

キーワードの解説

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