表に示す命令ミックスによるコンピュータの処理性能は、何MIPSか。
命令種別 | 実行速度(ナノ秒) | 出現頻度(%) |
整数演算命令 | 10 | 50 |
移動命令 | 40 | 30 |
分岐命令 | 40 | 20 |
ア | 11 |
イ | 25 |
ウ | 40 |
エ | 90 |
答え ウ
【解説】
この命令ミックスでの、1命令の処理時間を求めます。
整数演算命令は、実行速度:10ナノ秒で、出現頻度:50%なので、処理時間は、10ナノ秒×50%=5ナノ秒(@)になります。
同様に、移動命令は、実行速度:40ナノ秒で、出現頻度:30%なので、処理時間は、40ナノ秒×30%=12ナノ秒(A)になります。
また、分岐命令は、実行速度:40ナノ秒で、出現頻度:20%なので、処理時間は、40ナノ秒×20%=8ナノ秒(B)になります。
したがって、1命令の処理時間は@+A+B=5+15+10=25ナノ秒 になります。
求める、MIPS値は1秒間に25ナノ秒の命令を何百万回実行できるかなので、1秒÷25ナノ秒=40,000,000回になるので、40MIPS(ウ)です。
【キーワード】
・命令ミックス
・処理性能(MIPS)