ページング方式の仮想記憶において、ページフォールト発生時の動作状況が次の場合に、主記憶の平均アクセス時間が最も改善される対策はどれか。
[ページフォールト発生時の動作状況]
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ア | 主記憶アクセス1回の時間を1/5に改善する。 |
イ | 主記憶アクセス1回の時間を1/8に改善する。 ただし、ページフォールトの発生率は1.1倍となる。 |
ウ | ページフォールト1回当たりのオーバヘッドを1/3に改善する。 |
エ | ページフォールトの発生率を1/2に改善する。 |
答え ウ
【解説】
ページフォールト発生による時間の計算式は
(主記憶アクセス時間 + オーバヘッド時間)×ページフォールト発生率
なので、現在の状態の時間は
200ナノ秒 + 600ミリ秒×200万分の1 = 200ナノ秒 + 600,000,000ナノ秒×0.5×10-6 = 500ナノ秒
になり、各改善後の時間を求めると
ア | 200ナノ秒×1/5 + 600ミリ秒×200万分の1 = 340ナノ秒 |
イ | 200ナノ秒×1/8 + 600ミリ秒×200万分の1×1.1 = 355ナノ秒 |
ウ | 200ナノ秒 + 600ミリ秒×1/3×200万分の1 = 300ナノ秒 |
エ | 200ナノ秒 + 600ミリ秒×200万分の1×1/2 = 350ナノ秒 |
【キーワード】
・ページフォールト