ワンチップマイコンにおける内部クロック発生器のブロック図を示す。
15MHzの発振器と、内部のPLL1、PLL2及び分周器の組合せでCPUに240MHz、シリアル通信(SIO)に115kHzのクロック信号を供給する場合の分周器の値は幾らか。
ここで、シリアル通信のクロック精度は±5%以内に収まればよいものとする。
ア | 1/24 |
イ | 1/26 |
ウ | 1/28 |
エ | 1/210 |
答え エ
【解説】
PLL1の“8逓倍”というのは、入力クロック信号を8倍のクロック信号にするという意味なので、PLL1の出力は120MHzになります。
分周器はこの120MHzから115kHzを作り出すので、
115kHz÷120MHz = 0.00095833…
で分周すればいいので、これはおおよそ1/210(エ)になります。
ここで、
1/210 = 0.0009765625
で、これの±5%は
0.000927734375〜0.001025390625
で、0.00095833…はその間に収まっています。
【キーワード】
・ワンチップマイコン
・PLL
・分周器