平成27年 秋期 応用情報技術者 午前 問17

デマンドページング方式による仮想記憶の利点はどれか。

 ア  実際にアクセスが行われたときにだけ主記憶にロードするので、無駄なページをロードしなくて済む。
 イ  主記憶に対する仮想記憶の容量比を大きくするほど、ページフォールトの発生頻度を低くできる。
 ウ  プロセスが必要とするページを前もって主記憶にロードするので、補助記憶へのアクセスによる遅れを避けることができる。
 エ  ページフォールトの発生頻度が極端に高くなっても、必要な場合にしかページを読み込まないのでスラッシング状態を回避できる。


答え ア


解説

 ア  実際にアクセスが行われたときにだけ主記憶にロードするので、無駄なページをロードしなくて済むのは、デマンドページング方式の利点です。
 イ  主記憶に対する仮想記憶の容量比を大きくするほど、ページフォールトの発生頻度は増加します。
 ウ  プロセスが必要とするページを前もって主記憶にロードするので、補助記憶へのアクセスによる遅れを避けることができるのは、プリページング方式の利点です。
 エ  デマンドページング方式でもページフォールトの発生頻度が極端に高くなれば、スラッシング状態になります。


キーワード
・デマンドページング

キーワードの解説

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