平成27年 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前II 問20

Webアプリケーションの脆弱性を悪用する攻撃手法のうちWebページ上で入力した文字列が、Perlのsystem関数やPHPのexec関数など外部プログラムの呼出しを可能にするための関数を利用し、不正にシェルスクリプトや実行形式のファイルを実行させるものはどれか。

 ア  HTTPヘッダインジェクション
 イ  OSコマンドインジェクション
 ウ  クロスサイトリクエストフォージェリ
 エ  セッションハイジャック


答え イ


解説

 ア  HTTPヘッダインジェクション(HTTP header injection)は、HTTPを使って通信するシステムにおいて、動的にHTTPヘッダーを生成する機能の不備を突いてヘッダー行を挿入することで不正な動作を行なわせる攻撃手法です。
 イ  OSコマンドインジェクションは、利用者が入力するパラメータとしてOSコマンドを挿入し、意図しないコマンドを実行させることを狙った攻撃です。
 ウ  クロスサイトリクエストフォージェリ(cross site request forgeries)は、Webサイトにログイン中のユーザーのパソコンをスクリプトで操ることで、Webサイトに被害を与える攻撃手法です。
 エ  セッションハイジャック(session hijacking)は、認証が終了し、セッションを開始しているブラウザとWebサーバ間の通信で、Cookie情報などのセッション情報を盗み、セッションを乗っ取る攻撃手法です。


キーワード
・OSコマンドインジェクション

キーワードの解説

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