IT投資マネジメントを、プロジェクト単位で最適を目的とする個別プロジェクトマネジメントと企業レベルの最適化を目的とする戦略マネジメントの二つに分類した場合、戦略マネジメントでの実施項目はどれか。
ア | 実施中のプロジェクトの評価を行い、全社IT統括部門に進捗状況などを報告した上で、必要に応じて実施計画を修正する。 |
イ | 全社IT投資計画を基にプロジェクトの実施計画を策定し、投資目的・目標の設定と、投資額の見積りを行い、予算の配分を判断する。 |
ウ | 全社規模でのIT投資評価の方法や、複数のプロジェクトから成るIT投資ポートフォリオの選択基準を決定し、全社IT投資テーマを起案する。 |
エ | プロジェクトが完了してから一定期間が経過した後で、実施計画段階で設定した効果目標が達成されているか否かを実績に基づいて検証する。 |
答え ウ
【解説】
IT投資マネジメントとは、事業戦略によって実現するビジネス価値に対し、IT効果を生み出すことを目的としたIT予算管理全般です。
その中で、個別プロジェクトマネジメントは、企画段階にある情報システムの構築に係る個別プロジェクト計画を、レビュー・評価し、システム構築費用の最適化を行います。
また、戦略マネジメントは、全社規模でのIT投資評価の方法や、複数のプロジェクトから成るIT投資ポートフォリオの選択基準を決定し、全社IT投資テーマを起案します。
【キーワード】
・IT投資ポートフォリオ