インターネット販売などの巨大な取引データを高速に処理するために、NoSQLと呼ばれるデータ処理方式が使われることがある。
その特性のうち結果整合性(Eventual Consistency)の説明として、適切なものはどれか。
ア | データを複製し、複数サイトに分散して保持するとき、コンシステントハッシング手法によって、時間帯別に収納先を固定する。 |
イ | 複数のクライアントからの更新要求が衝突する場合、ロック機構によってどちらかを待たせることで整合性を保つ。 |
ウ | 分散した複製サイト間で更新内容を厳密に同期させずに、同期の一時的な遅れを許容する。 |
エ | 分散した複製サイト間で更新内容を整合させるために、2相ロック方式を採用する。 |
答え ウ
【解説】
結果整合性(Eventual Consistency)とは、並列プログラミング(分散トランザクション)の分野において、用いられるデータの一貫性に関するモデルのひとつで、厳密な一貫性を要求する考え方ではなく、結果的に一貫性が保たれればよいという考え方になります。
【キーワード】
・NoSQL