バイオメトリクス認証システムの判定しきい値を変化させるとき、FRR(本人拒否率)と FAR(他人受入率)との関係はどれか。
ア | FRRとFARは独立している。 |
イ | FRRを減少させると、FARは減少する。 |
ウ | FRRを減少させると、FARは増大する。 |
エ | FRRを増大させると、FARは増大する。 |
答え ウ
【解説】
バイオメトリクスではデータを取得するときの環境(明るさ、温度、湿度)や、その時の体調などにより得られるデータが毎回微妙に異なります。
そのため、本人かどうかの判断をする条件に幅を持たせ、微妙なデータの差であれば本人と判定するようにしています。
この条件の幅をあまくすると、本人であるのに拒否される本人拒否率(False Rejection Rate、FRR)は下がるが、誤って他人を認証してしまう他人受入率(False Acceptance Rate、FAR)は増大してしまう。(ウ)
逆に条件を厳しくすると、他人受入率(FAR)は下がるが、本人拒否率(FRR)が上がってしまう。
【キーワード】
・バイオメトリクス認証システム