2019年 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前II 問10

IPネットワークにおいて、クライアントの設定を変えることなくデフォルトゲートウェイの障害を回避するために用いられるプロトコルはどれか。

 ア  RARP
 イ  RSTP
 ウ  RTSP
 エ  VRRP


答え エ


解説

 ア  RARP(Reverse Address Resolution Protocol)は、装置に付与されたMACアドレスから、IPアドレスを取得するためのプロトコルです。
 イ  RSTP(Rapid Spanning Tree Protocol)は、伝送路にループがあるときに伝送されたデータが巡回するのを防ぐためのスパニングツリーを高速で行うプロトコルです。
 ウ  RTSP(Real Time Streaming Protocol)は、音声や動画などをリアルタイムに配信するためのプロトコルです。
 エ  VRRPP(Virtual Router Redundancy Protocol)は、同一LANに接続された複数台のルータを仮想的に1台に見せるためのプロトコルです。
同一LANに接続した複数台のルータをまとめ、共通で使用する仮想的なMACアドレスと仮想的なIPアドレスを割り当て、通常は1台のマスタルータが動作し、マスタルータに問題が発生した場合にはバックアップルータが処理を引き継ぐことで、ルータの信頼性を向上させます。


キーワード
・デフォルトゲートウェイ

キーワードの解説

戻る 一覧へ 次へ