平成31年 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト 午前II 問18

共通鍵暗号方式において、100人の送受信者のそれぞれが、相互に暗号化通信を行うとき必要な共通鍵の総数は幾つか。

 ア  200
 イ  4,950
 ウ  9,900
 エ  10,000


答え イ


解説
共通鍵暗号方式では相手ごとに異なった鍵を使用するため、N人がそれぞれと暗号化した通信を行う場合、全員が(N-1)個の鍵を持つ必要がある。
N人がそれぞれ(N-1)個の鍵をもつので、全員が持っている鍵の合計は、N×(N-1)個になる。
ただし、任意の2人の間では送信と受信で同じ鍵を用いるので、鍵の数としては、N×(N-1)÷2個になる。
これを、100人の場合で計算すると、4,950個(イ)になる。

例)A、B、C、Dの4人で共通鍵暗号方式を使用した通信を行う場合、必要な鍵としては、@AB、AAC、BAD、CBC、DBD、ECDの6個になる。(A→BとB→Aでは同じ鍵を使用する。)


キーワード
・鍵暗号方式
・共通鍵暗号方式
・公開鍵暗号方式

キーワードの解説

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