平成19年 秋期 基本情報技術者 午前 問33

平均故障間隔がx 時間、平均修理間隔がy 時間のシステムがある。
使用条件が変わったので、平均故障間隔、平均修理時間がともに1.5倍になった。
新しい使用条件での稼働率はどうなるか。

 ア  x y の値によって変化するが、従来の稼働率より大きい値になる。
 イ  従来の稼働率と同じ値である。
 ウ  従来の稼働率の1.5倍である。
 エ  従来の稼働率の2/3倍になる。


答え イ


解説
平均故障間隔とはMTBFであり、平均修理時間はMTTRである。
これから、稼働率を求めると
 MTBF/(MTBF+MTTR)
になり、MTBF=x 、MTTR=y であるので、従来の稼働率は、
 x /(x +y )
になる。
新しい使用条件では平均故障間隔、平均修理時間が1.5倍なので、稼働率の式は、
 1.5x /(1.5x +1.5y )=1.5x /1.5(x +y )=x /(x +y )
であり、従来の稼働率と同じ値(イ)であることがわかる。


キーワード
・稼働率

キーワードの解説

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