販売価格が14万円の製品を製造する案として、表のA案とB案がある。
月当たりの販売数量が500個の場合、A案とB案の評価のうち、適切なものはどれか。
案 | 月当りの固定費 | 変動費単価 |
A | 1,500万円 | 9万円/個 |
B | 2,500万円 | 7万円/個 |
ア | A案、B案ともに利益が出ない。 |
イ | A案、B案の利益は等しい。 |
ウ | A案のほうが利益が多い。 |
エ | B案のほうが利益が多い。 |
答え イ
【解説】
売上高を計算すると、製品価格は14万円で、販売数量が500個なので
14万円×500個=7,000万円 …(1)
になります。
A案のときの費用は、固定費が1,500万円で、製品1個あたりの変動費が9万円なので
1,500万円+9万円×500個=6,000万円 …(2)
になります。
B案のときの費用は、固定費が2,500万円で、製品1個あたりの変動費が7万円なので
2,500万円+7万円×500個=6,000万円 …(3)
になります。
A案のときの利益は(1)-(2)なので、1,000万円になります。
同様に、B案のときの利益は(1)-(3)なので、1,000万円になり、A案、B案の利益が等しい(イ)ことがわかります。
【キーワード】
・変動費
・固定費