平成19年 春期 基本情報技術者 午前 問45

ソフトウェアの再利用に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。

 ア  大きい部品を再利用するよりも、小さい部品を再利用する方が、単位規模当たりの開発工数の削減効果は大きい。
 イ  再利用可能な部品の開発は、同一規模の通常のソフトウェアを開発する場合よりも工数がかかる。
 ウ  部品の再利用を促進するための表彰制度などのインセンティブの効果は、初期においては低いが、時間の経過とともに高くなる。
 エ  部品を再利用したときに削減できる工数の比率は、部品の大きさに反比例する。


答え イ


解説
ソフトウェアの開発を行うとき、開発するソフトウェアを後で再利用することを考えた場合は、開発するときのプロジェクトに関係していない人が、仕様書を読んでソフトウェアの仕様を理解できるようにするために、仕様書をしっかり書く必要があります。
また、開発するときには発生しない条件のテストも行う必要があります。
このように、再利用を考えてソフトウェア開発を行うと、開発は大掛かりになります。

 ア  説明が逆です。基本的には大きい部品を再利用したほうが効果は大きいです。
 ウ  インセンティブは初期において効果が大きいです。
インセンティブ(褒賞)というエサを見せることで再利用しようという意識を高めることができます。再利用することで効果があることがわかれば、その後はインセンティブがなくても再利用を行うようになります。
 エ  基本的には部品の大きさに比例して工数削減が期待できます。


キーワード
・ソフトウェアの再利用

キーワードの解説

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