平成19年 春期 基本情報技術者 午前 問65

二つの通信主体XとYの間で、次の手順の情報交換を行う認証はどれか。

[手順]
(1)  Yは、任意の情報を含む文字列(チャレンジ)をXへ送信する。
(2)  Xは、あらかじめX、Y間で定めた規則に基づき、受け取った文字列から新たな文字列(レスポンス)を生成し、Yへ返送する。
(3)  Yは、返送されてきた文字列(レスポンス)が正しいことを確認する。

 ア  XがYを認証する。
 イ  XがYを認証することによって、結果としてYがXを認証する。
 ウ  YがXを認証する。
 エ  YがXを認証することによって、結果としてXがYを認証する。


答え ウ


解説
“相手認証”ではまず認証を行う側が認証する相手にデータを送り(チャレンジ)、その応答(レスポンス)結果をみて判断する。チャレンジ・レスポンス方式が一般的であり、問題の手順もチャレンジ・レスポンス方式である。

また、この問題ではチャレンジ・レスポンス方式についての知識がなくても、問題文の手順(3)で、「Yは、返送されてきた文字列(レスポンス)が正しいことを確認する。」となっているので、「YがXの確認(=認証)」(ウ)をしていることがわかる。


キーワード
・認証

キーワードの解説

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