表の条件で、1回の発注量を40個とする場合を、1回の発注量を100個とする場合と比べたとき、仕入額、発注費、保管費用の年間総額はどうなるか。
ここで、在庫は一定の割合で減少し、在庫がなくなると同時に入荷するものとする。
年間発注量 | 400個 |
1個あたりの仕入額 | 5万円 |
1回あたりの発注費 | 2万円 |
1個あたりの年間保管費用 | 1万円 |
大口発注割引(1回の発注量100個以上) | 仕入額の10% |
ア | 182万円安い |
イ | 152万円安い |
ウ | 152万円高い |
エ | 182万円高い |
答え エ
【解説】
仕入れ数が40個と100個の場合の費用を計算します。
ここで、年間保管費用は平均した在庫数になるので、仕入数の半分が平均在庫数になります。
[1回の発注量が40個の場合]
発注回数:10回
平均在庫数:40個÷2=20個
仕入額=5万円×400個=2,000万円
発注費=2万円×10=20万円
年間保管費用=1万円×20個=20万円
年間総額=2,000万円+20万円+20万円=2,040万円
[1回の発注量が100個の場合]
発注回数:4回
平均在庫数:100個÷2=50個
1回の発注個数が100個なので大口発注割引がある。
仕入額=5万円×400個=2,000万円
発注費=2万円×4=8万円
年間保管費用=1万円×50個=50万円
大口発注割引=2000万円×(-10%)=-200万円
年間総額=2000万円+8万円+50万円-200万円=1,858万円
差額は、
2040万円-1858万円=182万円
(エ)です。
【キーワード】
・費用の総額