平成20年 春期 基本情報技術者 午前 問16

DRAMの説明として、適切なものはどれか。

 ア  コンデンサに電荷を蓄えた状態か否かによって1ビットを表現する。
主記憶としてよく用いられる。
 イ  製造時にデータが書き込まれる。
マイクロプログラム格納用メモリとして用いられる。
 ウ  専用の装置でデータを書き込むことができ、紫外線照射で消去ができる。
 エ  フリップフロップで構成され、高速であるが製造コストが高い。
キャッシュメモリなどに用いられる。


答え ア


解説

 ア  DRAMの説明です。
構造が単純で高密度化が可能なので、大容量のメモリに使用されます。
最近ではよりアクセス速度を速めたDDR-SDRAM(2倍)やDDR2-SDRAM(4倍)、DDR3-SDRAM(8倍)などのメモリが主記憶として使用されています。
 イ  PROM(Programmable Read Only Memory)の説明です。
メモリの製造時にデータを書き込み、書き換えのできないタイプのメモリです。
 ウ  EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)の説明です。
チップにデータを消去するときに紫外線を当てるための窓がついています。
データを書き込んだ後は、この窓にシールを貼って光が当たらないようにします。
 エ  SRAM(Static Random Access Memory)の説明です。
DRAMと比較し高速アクセス可能ですが、フリップフロップで構成されるため構造が複雑で高価、高集積化が難しいので、キャッシュメモリなどの小容量のメモリで使用されます。


キーワード
・DRAM

キーワードの解説

戻る 一覧へ 次へ