平成18年 春期 ソフトウェア開発技術者 午前 問34

あるシステムでは、平均すると100時間に2回の故障が発生し、その都度復旧に2時間を要していた。
機器を交換することによって、故障の発生が100時間で1回になり、復旧に要する時間も1時間に短縮した。
機器を交換することによって、このシステムの稼働率はいくら向上したか。

 ア  0.01
 イ  0.02
 ウ  0.03
 エ  0.04


答え ウ


解説
機器の交換前のシステムの稼働率は100時間に2回の故障なので、MTBFは100÷2=50時間、MTTRは2時間なので、
 交換前の稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)=50÷(50+2)=0.961…≒0.96
である。

機器の交換後のシステムの稼働率は同様に、MTBFが100時間、MTTRは1時間なので、
 交換前の稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)=100÷(100+1)=0.990…≒0.99
である。

したがって、機器の交換により稼働率は
 0.99-0.96=0.03
(ウ)向上した。


キーワード
・稼働率

キーワードの解説

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