コンピュータの主記憶の誤り制御などに採用されている方式のうち、1ビットの誤りを訂正し、2ビットの誤りを検出することができる方式はどれか。
ア | 奇数パリティ方式 |
イ | 水平パリティ方式 |
ウ | チェックデジット方式 |
エ | ハミング符号方式 |
答え エ
【解説】
ア | 奇数パリティは、1バイトのデータに1ビット(パリティビット)追加し、データ+パリティビット内の1の個数を奇数にすることで、誤りを検出する方法で、1ビットの誤りを検出できる。また、単独での誤り訂正機能はない。 |
イ | 水平パリティは、全データの1ビット目、2ビット目…8ビット目に対しパリティをつけることで、1ビットの誤りを検出できる。また、単独での誤り訂正機能はない。 |
ウ | チェックデジットは、主に入力誤り検出で使用される検査用の数字で、バーコード、銀行の口座番号、運転免許の番号などで使われている。扱うデータが10進整数なので特に何ビット誤り検出とは言わない。また、単独での誤り訂正機能はない。 |
エ | ハミングコードは、本来のデータに複数の付加ビットをつけて、誤り訂正を行う方式で、2ビットの誤り検出と、1ビットの誤り訂正ができる。 情報処理技術者試験に出てくるハミングコードでは4ビットのデータに3ビットの付加ビットをつけたものである。 |
【キーワード】
・誤り検出