平成19年 秋期 ソフトウェア開発技術者 午前 問44

a〜cの説明とレビューとの対応について、適切な組合せはどれか。

 a  参加者全員が持ち回りでレビュー責任者を務めながらレビューを行うので、参加者全員の参画意欲が高まる。
 b  レビュー対象物の作成者が説明者になり、入力データ値を仮定して、手続きをステップごとに机上でシミュレーションしながらレビューを行う。
 c  あらかじめ参加者の役割を決めておくとともに、進行役の議長を固定し、レビューの焦点を絞って迅速にレビュー対象を評価する。

a b c
インスペクション ウォークスルー ラウンドロビン
ウォークスルー インスペクション ラウンドロビン
ラウンドロビン インスペクション ウォークスルー
ラウンドロビン ウォークスルー インスペクション


答え エ


解説
各レビュー方法の説明を示します。

ラウンドロビン
(roundrobin)
 ラウンドロビンの意味からわかるように、持ち回りでレビュー責任者を務めながら行うレビュー方法です。
 参加者の理解度を高めるのにも適していますが、理解度の低い人がいるとレビューに時間がかかってしまうことがあります。
ウォークスルー
(walk-through)
 ウォークスルーの通り抜けるという意味のとおり、手続きを例を示しながら説明するレビュー方法です。
 基本的に時間がかかるレビュー方法です。
また、最も多く行われているレビュー方法です。
インスペクション
(inspection)
 インスペクションの検査という意味のとおり、レビューの焦点を絞って迅速に行う方法です。
 だらだらとした時間ばかりかかるレビューにならないので便利ですが、見落としを防ぐための工夫が必要です。


キーワード
・レビュー

キーワードの解説

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