平成19年 春期 ソフトウェア開発技術者 午前 問13

配列上に不規則に並んだ多数のデータの中から、特定のデータを探し出すのに適したアルゴリズムはどれか。

 ア  2分探索法
 イ  線形探索法
 ウ  ハッシュ法
 エ  モンテカルロ法


答え イ


解説

 ア  2分探索法は昇順(降順)に整列されたデータ(配列、リスト)の探索を行う方法である。
探索するデータの中央の値と探索したい値の大小を比較し、探索したい値が中央の値より大きいか、小さいかを判断して、探索するデータの探索範囲を狭めて探索を行う。
 イ  線形探索法は、データの状態にかかわらず採用することができる探索方法で、探索するデータの先頭から順に、探索する値と一致するかを比較していきます。
整列済み、未整列にかかわらず探索可能ですが、整列済みのデータの場合は2分探索法に比べ時間がかかります。(整列済みのデータの場合は、2分探索法を用いたほうがいいです。)
 ウ  ハッシュ法は、ハッシュ関数でデータを格納する場所を決めたハッシュテーブルに対し、探索を行う場合の方法です。
 エ  モンテカルロ法は乱数を使用して、シミュレーションを行う方法で、曲線で囲まれた面積などを求めるのに使用されます。


キーワード
・探索法

キーワードの解説

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