関係R(A, B, C, D, E)において、関数従属性A → B、A → C、{C, D} → Eが成立する。
最初に属性集合{A, B}に対して、これらの関数従属性によって関数的に決定される属性をこの属性集合に加える。
この操作を繰り返して得られる属性集合(属性集合の閉包)はどれか。
ア |
{A, B, C} |
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イ |
{A, B, C, D} |
ウ |
{A, B, C, D, E} |
|
エ |
{A, B, E} |
答え ア
【解説】
属性集合{A, B}に対し関数従属性A → B、A → C、{C, D} → Eを適用すると、A → CからCが導出されるので、属性集合は{A, B, C}になる。
この属性集合{A, B, C}に関数従属性A → B、A → C、{C, D} → Eを適用しても、新たに導出される属性がないため、{A, B, C}(ア)が得られる属性集合になる。
【キーワード】
・関数従属
【キーワードの解説】
- 関数従属
2つの集合の間で、一方の属性集合の値(の集合)がもう一方の属性集合の値を関数的に決定するという、関係のことを関数従属といいます。
関数従属には、幾つかの特性があって
- 増加:X→Yならば、XZ→YZ
- 推移性:X→YかつY→Zならば、X→Z
- 結合:X→YでありX→Zならば、X→YZ
- 分解:X→YZならば、X→YかつX→Z
などがそうです。
もっと、「関数従属」について調べてみよう。
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