PCのストレージ上の重要なデータを保護する方法のうち、ランサムウェア感染による被害の低減に効果のあるものはどれか。
ア |
WORM(Write Once Read Many)機能を有するストレージを導入して、そこに重要なデータをバックアップする。 |
イ |
ストレージをRAID5構成にして、1台のディスク故障時にも重要なデータを利用可能にする。 |
ウ |
内蔵ストレージを増設して、重要なデータを常時レプリケーションする。 |
エ |
ネットワーク上のストレージの共有フォルダをネットワークドライブに割り当てて、そこに重要なデータをバックアップする。 |
答え ア
【解説】
ア |
WORM(Write Once Read Many)機能を有するストレージを導入して、そこに重要なデータをバックアップするのは、ランサムウェア感染による被害の低減の効果が期待できます。(〇) |
イ |
ストレージをRAID5構成にして、1台のディスク故障時にも重要なデータを利用可能にするのは、ランサムウェア感染の対策としてふさわしくありません。(×) |
ウ |
内蔵ストレージを増設して、重要なデータを常時レプリケーションするのは、ランサムウェア感染の対策としてふさわしくありません。(×) |
エ |
ネットワーク上のストレージの共有フォルダをネットワークドライブに割り当てて、そこに重要なデータをバックアップするのは、ファイルサーバもランサムウェアに感染することがあるので対策としてふさわしくありません。(×) |
【キーワード】
・ランサムウェア
・WORM
【キーワードの解説】
- ランサムウェア(ransomware)
悪意を持ったソフトウェアであるマルウェアの一種で、コンピュータが感染するとコンピュータへのアクセスが制限され、これを解除するためには身代金(ransom)を支払うように要求されます。
ランサムウェアにはハードディスクに格納されたファイルを暗号化したり、システムを使用不可にしたりします。
- WORM(Write Once Read Many)
書き込みは一回限りだが読み取りは何度も可能な記録方式で、メモリ素子としてはPROMがあり、大容量の光ディスクには書き換えのできないCD-R、DVD-R、DB-RなどがWORMになる。
なお、CD-R、DVD-R、DB-Rなどは書き換えはできないが劣化により読めなくことがあるため、定期的なバックアップが必要です。
もっと、「WORM」について調べてみよう。
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