2023年 秋期 応用情報技術者 午前 問67

H.I.アンゾフが提唱した成長マトリクスを説明したものはどれか。

 ア  既存製品か新製品かという製品軸と既存市場か新市場かという市場軸の両軸で捉え、事業成長戦略を考える。
 イ  コストで優位に立つかコスト以外で差別化するか、ターゲットを広くするか集中するかによって戦略を考える。
 ウ  市場成長率が高いか低いか、相対的市場シェアが大きいか小さいかによって事業を捉え、資源配分の戦略を考える。
 エ  自社の内部環境の強みと弱み、取り巻く外部環境の機会と脅威を抽出し、取組方針を整理して戦略を考える。


答え ア


解説

 ア  既存製品か新製品かという製品軸と既存市場か新市場かという市場軸の両軸で捉え、事業成長戦略を考えるのは、アンゾフの成長マトリクスです。(〇)
 イ  コストで優位に立つかコスト以外で差別化するか、ターゲットを広くするか集中するかによって戦略を考えるのは、ポーターの競争戦略です。(×)
 ウ  市場成長率が高いか低いか、相対的市場シェアが大きいか小さいかによって事業を捉え、資源配分の戦略を考えるのは、プロダクトポートフォリオマネジメント(Product Portfolio Management、PPM)です。(×)
 エ  自社の内部環境の強みと弱み、取り巻く外部環境の機会と脅威を抽出し、取組方針を整理して戦略を考えるのは、SWOT(Strength, Weakness, Opportunity, Threat)分析です。(×)


キーワード
・アンゾフの成長マトリクス

キーワードの解説
  • アンゾフの成長マトリクス
    事業を拡大するうえで、今後の成長戦略の方向性を分析・評価するためのツールで、企業戦略の分野で使われるほか、マーケティング領域においても利用されます。
    製品と市場を軸にした2次元の表を作り、成長戦略を「市場浸透」「製品開発」「市場開拓」「多角化」の4つに分類します。
    製品
    既存 新規
    市場 既存 市場浸透 製品開発
    新規 市場開拓 多角化

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