表はある会社の前年度と当年度の財務諸表上の数値を表したものである。
両年度とも売上高は4,000万円であった。
前年度に比べ当年度に向上した財務指標はどれか。
単位 万円
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| ア | 固定費率 | イ | 自己資本比率 | |
| ウ | 総資本回転率 | エ | 流動比率 |
答え イ
【解説】
財務諸表に出てくる各用語は
- 流動資産 … 通常1年以内に現金化、費用化ができる財産
- 固定資産 … 継続的に会社で使用することを目的とする財産
- 流動負債 … 1年以内に支払の期限が到来する債務
- 固定負債 … 営業活動以外で発生する債務
- 純資産 … 資産総額から負債総額を差し引いた金額
| ア | 固定費率の計算式は“固定費÷売上高”であり、この表からでは固定費がわからないため求められない。 |
| イ | 自己資本比率の計算式は“(総資本 - 他人資本)÷総資産”であり、総資産は“流動資産 + 固定資産”で、他人資本は“流動負債 + 固定負債”なので、自己資本比率を比較すると前年度に比べ当年度は向上している。 |
| ウ | 総資本回転率の計算式は“売上高÷総資本”であり、総資産は“流動資産 + 固定資産”で、売上高が4,000万円なので求めると、前年度より今年度は悪化している。 |
| エ | 流動比率の計算式は“流動資産÷流動負債”であり、求めると、前年度より今年度は悪化している。 |
【キーワード】
・財務諸表
- 財務諸表
企業が利害関係者(株主、債権者、税務当局など)に対し、一定期間における経営成績および一定時点における財政状態などを報告するために作成する計算書類で決算書とも呼ばれます。
財務諸表には貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(C/F)、株主資本等変動計算書(S/S)の基本財務諸表と、これ以外の副次的な計算書があります。
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