迷惑メールのメールヘッダーから送信元又は中継元のISP又は組織を特定する手がかりのうち、最も信頼できるものはどれか。
Return-Path:<ユーザー名@ホスト.ドメイン名@>
Received:from ホスト.ドメイン名A(ホスト.ドメイン名B[IPアドレス])
by 受信メールサーバ名 with SMTP id …
From:<ユーザー名@ホスト.ドメイン名C>
ア |
SMTPのMAIL FROMコマンドで通知されたホスト・ドメイン名@ |
イ |
SMTPのHELOコマンドで通知されたホスト・ドメイン名A |
ウ |
送信元又は中継元のIPアドレスから逆引きされたホスト・ドメイン名B及びIPアドレス |
エ |
電子メールのFromヘッダーに設定されたホスト・ドメイン名C |
答え ウ
【解説】
ア |
SMTPのMAIL FROMコマンドのホスト・ドメイン名はメール送信者が指定できる情報なので信頼できない。 |
イ |
SMTPのHELOコマンドで通知するホスト・ドメイン名はメール送信者が指定できる情報なので信頼できない。 |
ウ |
送信元(中継元)のメールサーバのIPアドレスとホスト・ドメイン名は実際に存在するメールサーバの情報なので信頼できる。 |
エ |
Fromヘッダーのホスト・ドメイン名はメール送信者が指定できる情報なので信頼できない。 |
【キーワード】
・メールヘッダー
【キーワードの解説】
- メールヘッダー(mail header)
電子メールに付けられる制御用のデータで以下のような項目がある。
ヘッダー |
意味 |
From |
差出人アドレス |
Sender |
実際の差出人アドレス |
To |
あて先アドレス |
Cc |
コピー先アドレス |
Bcc |
コピー先アドレス(To、Ccには分からない) |
Subject |
メールの件名 |
Date |
メールの作成日時 |
Received |
メールを中継したメールサーバの情報 |
ReturnPath |
メールサーバが付加するメールの返信先 |
Reply-To |
送信者が指定するメールの返信先 |
Error-To |
メール送信がエラーになったときのあて先 |
X-Mailer |
メールアプリケーション名 |
もっと、「メールヘッダー」について調べてみよう。
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