JIS X 0180では、組込みシステムのソフトウェアコード品質を信頼性、保守性、移植性及び効率性の四つの品質特性に分類して作法を定めている。
作法に基づいて作成した組込みシステム開発プロジェクトのコーディング規約のうち、信頼性を意識したものとして適切なものはどれか。
ここで、信頼性とは“ソフトウェアとしての誤った動作をしない、誤動作をしてもソフトウェア全体及びシステム全体の機能動作に影響を及ぼさない、誤動作が発生しても正常動作に速やかに復帰できる性質”を指す。
ア | 1か所だけから呼び出されるサブルーチンはインライン展開されるサブルーチンとして記述すること |
イ | ハードウェアレジスタから読み出した値を除数として除算に使う前に、値が0でないことを必ず確認すること |
ウ | ハードウェアレジスタのビット位置を、言語処理形に依存した記法を用いて定義しないこと |
エ | ハードウェアレジスタへの設定値のうち、ハードウェアの仕様変更によって値の変更が予想される数値は、コード状に直接数値を記述せずに必ずマクロ表記を用いること |
答え イ
【解説】
JIS X 0180における品質特性は以下のようになっています。
【キーワード】
・JIS X 0180