ソフトウェアの見積り方法のうち、利用者機能要件と機能プロセスに着目して、機能プロセスごとに@〜Bの手順で見積もりを行うものはどれか。
@ |
データ移動を型として識別し、エントリ、エグジット、読込み及び書込みの4種類に分類する。 |
A |
データ移動の型ごとに、その個数に単位規模を乗じる。 |
B |
Aで得た型ごとの値の合計を、機能プロセスの機能規模とする。 |
ア |
COCOMO |
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イ |
COSMIC法 |
ウ |
積み上げ法 |
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エ |
類推法 |
答え イ
【解説】
ア |
COCOMO(Constructive Cost Model)は、開発規模が分かっていることを前提として、工数と工期を見積もる方法です。 |
イ |
COSMIC(Common Software Measurement International Consortium)法は、データ移動の数を数えることで機能規模を測定する方法です。
COSMIC法はJIS X 0143で規格化されています。 |
ウ |
積み上げ法は、プロジェクトで開発しなければならない成果物の構成要素を洗い出し、それぞれの作成に必要な工数を積み上げる方法です。 |
エ |
類推法は、過去に経験した類似のソフトウェアについてのデータを基にして、ソフトウェアの相違点を調べ、同じ部分については過去のデータを使い、異なった部分は経験に基づいて、規模と工数を見積もる方法です。 |
【キーワード】
・ソフトウェアの見積り
【キーワードの解説】
- ソフトウェアの見積り
ソフトウェアの見積りには、開発で行う全作業を洗出し各作業の予想工数を積上げて見積もる方法(ボトムアップ法)や、ソフトウェアの予想ステップ数(行数)に要員の能力などを考慮して算出する方法(COCOMO法)、ソフトウェアの外部から見た機能の数に難易度(複雑度)で補正を行い算出する方法(ファンクションポイント法)、過去の類似するソフトウェアから予想する方法(経験見積り法)などがある。
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