2021年 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前 問18

レイヤー3ネットワーク内に論理的なレイヤー2ネットワークをカプセル化によって構築するプロトコルはどれか。

 ア  IEEE802.1ad(QinQ)  イ  IPsec
 ウ  PPPoE  エ  VXLAN


答え エ


解説

 ア  IEEE802.1ad(QinQ)は、EthernetフレームにVLANタグを二つ書き込むことにより、VLANを入れ子状に二重に設定する技術です。
 イ  IPsec(Security Architecture for Internet Protocol)は、ネットワーク層でデータの暗号化を行うプロトコルです。
 ウ  PPPoE(PPP(Point to Point Protocol) over Ethernet)は、Ethernetを用いて、PPP(2点間の通信)を実現する手法です。
 エ  VXLANは、レイヤー3ネットワーク内に論理的なレイヤー2ネットワークをカプセル化によって構築するプロトコルです。


キーワード
・VXLAN

キーワードの解説
  • VXLAN(Virtual eXtensible Local Area Network、RFC7348)
    L3ネットワーク上に論理的なL2ネットワークを構築するトンネリングプロトコルのことで、VXLAN IDを使用してイーサネットフレームをカプセル化することでトンネリングを実現しています。

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