プロバイダが提供したサービスにおいて発生した事例a〜cのうち、プロバイダ責任制限法によって、プロバイダの対応責任の対象となり得るものだけを全て挙げたものはどれか。
a |
氏名などの個人情報が電子掲示板に掲載されて、個人の権利が侵害された。 |
b |
受信した電子メールの添付ファイルによってマルウェアに感染させられた。 |
c |
無駄で利用者IDとパスワードを使われて、ショッピングサイトにアクセスされた。 |
答え ア
【解説】
a |
氏名などの個人情報が電子掲示板に掲載されて、個人の権利が侵害されたのは、プロバイダ責任制限法でプロバイダの対応責任の対象になります。 |
b |
受信した電子メールの添付ファイルによってマルウェアに感染させられたのは、刑法の不正指令電磁的記録に関する罪の対象と成る行為です。 |
c |
無駄で利用者IDとパスワードを使われて、ショッピングサイトにアクセスされたのは、不正アクセス禁止法の対象となる行為です。 |
【キーワード】
・プロバイダ責任制限法
【キーワードの解説】
- プロバイダ責任制限法
インターネットの掲示板などで誹謗中傷されたり個人情報を掲載された場合に、プロバイダ運営者や掲示板の管理者に対して情報を削除するように要請し、事業者がこれを削除した場合、事業者は損害賠償の責任を免れるという法律です。
また、被害者は損害賠償請求権の行使に情報発信者の氏名や住所などが必要である場合など、正当な理由がある場合には、情報開示をプロバイダに対して求めることができます。
もっと、「プロバイダ責任制限法」について調べてみよう。
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