ネットワーク機器のイーサネットポートがもつ機能であるAutomatic MDI/MDI-Xの説明として、適切なものはどれか。
ア |
接続先ポートの受信不可状態を自動判別して、それを基に自装置からの送信を止める機能 |
イ |
接続先ポートの全二重・半二重を自動判別して、それを基に自装置の全二重・半二重を変更する機能 |
ウ |
接続先ポートの速度を自動判別して、それを基に自装置のポートの速度を変更する機能 |
エ |
接続先ポートのピン割当てを自動判別して、ストレートケーブル又はクロスケーブルのいずれでも接続できる機能 |
答え エ
【解説】
ネットワーク機器のポートには、MDIとMDI-Xの2種類があり、それぞれ受信と送信に使う端子が異なります。
そのため、機器間を正しく通信させるためにはストレートケーブルとクロスケーブルを使い分けなければいけません。が、AutoMDI/MDI-X機能はMDIとMDI-Xの判定を行い適切に接続することにより、機器やケーブルの使い分けをしなくても相互通信が可能になります。
【キーワード】
・MDI
・Automatic MDI/MDI-X
【キーワードの解説】
- MDI(Medium Dependent Interface)
コンピュータや通信機器などに備えられたLANケーブルのコネクタノ接続仕様の一つで、ピンの1・2番に送信、3・6番に受信が割り当てられてます。
これとは逆に、1・2番に受信、3・6番に送信が割り当てられたものをMDI-X(Medium Dependent Interface Crossover)といいます。
- Automatic MDI/MDI-X(AutoMDI/MDI-X)
ハブやスイッチが備える機能の一つで、通信相手のポートがMDIかMDI-Xかを自動判別して、適切な方法で接続する機能です。
もっと、「MDI」について調べてみよう。
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