A社のある期の資産、負債及び純資産が次のとおりであるとき、経営の安全性指標の一つで、短期の支払能力を示す流動比率は何%か。
単位 百万円
資産の部 |
負債の部 |
流動資産 3,000
固定資産 4,500 |
流動負債 1,500
固定負債 4,000 |
純資産の部 |
株主資本 2,000 |
|
答え エ
【解説】
流動比率とは、流動資産(1年以内に現金化が予定される資産)の流動負債(1年以内に支払いを要する負債)に対する割合を言い、企業の短期的な債務の支払能力を見る尺度になります。
流動比率の計算式は“流動資産÷流動負債”であり、流動比率が高い場合は短期的に返済すべき債務に対して、比較的早期に現金化を図ることができる資産が多いことを示しており、短期的な債務の返済能力があると判断できます。
A社の流動比率は
流動資産÷流動負債 = 3,500÷1,500 = 200%
(エ)になります。
【キーワード】
・貸借対照表
【キーワードの解説】
- 貸借対照表
財務諸表の一つで、バランスシート(Balance Sheet、B/S)とも呼ばれます。
企業のある一定時点における資産、負債、純資産の状態を表すために複式簿記と呼ばれる手法により作成され、その企業の経営状態に関する情報として使用されます。
もっと、「貸借対照表」について調べてみよう。
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