システム開発プロジェクトの品質マネジメントにおいて、品質上の問題と原因との関連付けを行って根本原因を追究する方法の説明として、適切なものはどれか。
ア |
管理限界を設定し、上限と下限を逸脱する事象から根本原因を推定する。 |
イ |
原因の候補リストから原因に該当しないものを削除し、残った項目から根本原因を絞り込む。 |
ウ |
候補となる原因を魚の形で整理し、根本原因を検討する。 |
エ |
複数の原因を分類し、件数が多かった原因の順に対処すべき根本原因の優先度を決めていく。 |
答え ウ
【解説】
ア |
管理限界を設定し、上限と下限を逸脱する事象は品質上の問題になりますが、これから根本原因を推定することは困難です。(×) |
イ |
原因の候補リストから原因に該当しないものを削除し、残った項目に根本原因があるとは限りません。(×) |
ウ |
候補となる原因を魚の形で(特性要因図を書いて)整理し、根本原因を検討します。(〇) |
エ |
複数の原因を分類し、件数が多かった原因の順ではなく問題の深刻度から対処すべき根本原因の優先度を決めます。(×) |
【キーワード】
・特性要因図
【キーワードの解説】
- 特性要因図
特性と要因の関係を系統的に線で結んで表した図で、できあがった図が魚の骨のようにみえることから、フィッシュボーンチャートとも呼ばれます。
図の作成方法は右に特性を書き、その特性の要因で抽象度の高い要因を左に書き、その要因をより具体的にしながら再帰的に矢印で結びます。
もっと、「特性要因図」について調べてみよう。
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