サイバーキルチェーンの偵察段階に関する記述として、適切なものはどれか。
ア |
攻撃対象企業の公開Webサイトの脆弱性を悪用してネットワークに侵入を試みる。 |
イ |
攻撃対象企業の社員に標的型攻撃メールを送ってPCにマルウェアを感染させ、PC内の個人情報を入手する。 |
ウ |
攻撃対象企業の社員のSNS状の経歴、肩書などを足がかりに、関連する組織や人物の情報を洗い出す。 |
エ |
サイバーキルチェーンのの2番目の段階をいい、攻撃対象に特化したPDFやドキュメントファイルにマルウェアを仕込む。 |
答え ウ
【解説】
ア |
攻撃対象企業の公開Webサイトの脆弱性を悪用してネットワークに侵入を試みるのは、サイバーキルチェーンの遠隔操作です。(×) |
イ |
攻撃対象企業の社員に標的型攻撃メールを送ってPCにマルウェアを感染させ、PC内の個人情報を入手するのは、サイバーキルチェーンの目的の実行です。(×) |
ウ |
攻撃対象企業の社員のSNS状の経歴、肩書などを足がかりに、関連する組織や人物の情報を洗い出すのは、サイバーキルチェーンの偵察です。(〇) |
エ |
サイバーキルチェーンのの2番目の段階をいい、攻撃対象に特化したPDFやドキュメントファイルにマルウェアを仕込むのは、サイバーキルチェーンの武器化です。(×) |
【キーワード】
・サイバーキルチェーン
【キーワードの解説】
- サイバーキルチェーン(cyber kill chain)
キルチェーンとは、敵の攻撃の構造を破壊する、切断することで自軍を防御、先制処置する軍事用語で、サイバーキルチェーンの具体的な内容は、攻撃者が標的を決定し、実際に攻撃し目的を達成するまでの一連の行動を順に、「偵察」、「武器化」、「配送」、「攻撃」、「インストール」、「遠隔操作」、「目的の実行」の7フェーズに分類しています。
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